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菊池成孔の粋な夜電波

 

 美術展レビュー書かなくなると、極端にPV数が落ちるな、このブログ笑 それ目当てに訪問してくださる読者が、この「当ブログ総体」に興味を持って下さるかどうか、どのくらいいらっしゃるのか、わからないので、まったく意味がないんだな、と思ったら、美術展レビューはやめるつもり。

 美術展は行ってるんだけどね。

 アート作品を鑑賞するのは、ぼくの栄養剤なので。けれど、しばらく書かないでもいいかな、とか。まあ、いろいろ試しながらね。

 んで、今日は、ラジオの話題。

 ぼくはTVを観ないので――家にTVがない――、情報源はネットと、そしてラジオなんだけど、いくつか欠かさずとはいえないけれど、よく聴いているラジオ番組がある。

 ジャズ・ミュージシャンの菊池成孔がDJを務めている「粋な夜電波」とう金曜深夜に放送しているTBS系のAMラジオ番組なんかもそのひとつで、昨日は9シーズン目の最終回だったんだけれど、――つまり来週からは、この番組も10シーズン目に入る、けっこうそう考えると長寿番組だ――、この番組どういう放送内容かというと、菊池さんはジャズ畑の人なので、主にジャズ、昨日はチャーリー・パーカーかけてましたね、ほかに世界の民族音楽も多い、昨日は5拍子のトルコの音楽もかけていて、これが、リズムがよくわからない、歌は普通に4拍子で歌っているんだけど、一聴しただけだと、よくわからないのね、とにかく不思議な曲だった。あと、やっぱりブラックミュージックが多いかな、R&Bとか、HIPHOPとか。それらの音楽かけながら、菊池さんがトークする。

 ぼくはパンク/NW/オルタナ系なんで、好きな曲が一曲もかからない笑。なのになんで聴いているかというと、話がなんか面白いから。

 これは福山雅治さんがラジオでいっていたけれど、優れたミュージシャンはトークも優れているんだという。これはぼくもあたっている気がしてならない。

 昨日は、今書いている本があって、菊池さんは深夜のファミレスで執筆するらしいんだけれど、斜め前の席に、シースルーのカーディガンを羽織って、カモフラージュ柄のコンバースを履いた、髪の綺麗な、いかにも「オシャレ」なJKらしき女の子が座っていたらしいんだけれど、その話をしていた。

 彼女は最初にパフェを食べた後、オーダーした牡蠣鍋を半分以上残した。「最初にデザートなんか食べるからだよ」と菊池さんが思っていたら、次に彼女はなんとホイップクリームをふんだんにかけたパンケーキをオーダーしたのだという。そしてそれを1分もかからず食べきった。

 とにかく体をだるそうにして、もうずっと肘をついていて、ものすごく華奢で、気怠いアンニュイな雰囲気が漂っていた。えーと、芸能人でいえば、あっ、そうだ、桐谷美玲似だ、と菊池さんは思った。そのいかにも独特な振る舞いを観ていた52歳の菊池さんは、十代らしき彼女にどんな感情を抱いたか。「好きだ」と思った、という笑

 それで顔が見えないな、と、思っていたら、テレパシーが伝わったのか、彼女が振り返った。その顔が、菊池さんがこの世に存在する、これまでのあらゆる生物にいちばん近いなにに似ているのかと思ったところ、それが「天狗」だったという。

 まあ、そういうくだらない話を、彼はいろんな音楽をかけながら、毎回延々しているわけ笑

 でも、やっぱり根はアーティストなんで、ときどきは真面目なこともいっていて、心に刺さる言葉もある。そしてやっぱり音楽っていいな、とぼくはこの番組に耳を傾けていると、いつも思うんだよね。

 もし、気になる読者さんがいたら、よかったら、どうぞ笑