読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

東浩紀の柄谷行人論は読みたい

日常生活

 東浩紀の「柄谷行人論 ―批評という病」は、是非読んでみたいな。ぼくは現代思想社会学やらは、ほとんど範疇外なので、というかはっきりいって頭の悪いぼくにはわからないので、読まないんだけれど、柄谷行人著作だけはずっと読んできた。最初の彼の群像新人受賞作である漱石論「意識と自然」から遡って、すべての著作を読んできた。

 本来東大生であったはずの東浩紀柄谷行人の教鞭に立っていた法政大学に潜りこみ、講義の終わりに柄谷氏に直接手渡した原稿が、当時柄谷行人の編集する「批評空間」に掲載され、それが東浩紀がデビューするきっかけとなった話は有名だけれども、そのとき東浩紀が書いたのが「ソルジェニーツィン論」だった。

 しかし、そのあとふたりは袂を分かつことになる。有名なのが、この記事。

子犬たちへの応答/柄谷行人

 その後、東浩紀は自ら「言論カフェ」を設立して、「朝まで生テレビ」への出演など、マスメディアへの積極的な取り組みをして、己の批評を確立していくんだけれども、やっぱり「自選20冊」に、柄谷行人著作が入っているのは、微笑ましい、というか、ほろっとくるものがある。

Amazon.co.jp: リストマニア

 入試問題に、柄谷行人の文章が出た、と東さんはここで書いてるんだけど、さらに、「なんか力があるんですね」とつづけている。思想家・文芸批評家である柄谷行人のことを、盟友であった中上健次は一貫して「詩人」だといっていた。ぼくもなぜ柄谷行人だったのか、といえば、その「文章」に見え隠れする圧力としかいえない。具体的な一言でいうなら、倫理、ということになると思う。

 ぼくの小説を読んで、「おれのどこに影響受けたらこんな薄っぺらい小説になるんだよ」と柄谷さんはいうだろうけれど笑、ぼくは間違いなく柄谷行人さんの影響を受けている。そこからデカルトキルケゴールフーコーも学んだのだ。

 ぼくは東浩紀さんの著作にはあまり熱心じゃないんだけれどね。これだけは買って読んでみたいな。

shop.genron.co.jp