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商品化ってなんぞや。

創作日記

 記事書いたのに、ぜんぶ消えてしまったよ…。

 編集者から連絡きて、原稿のアドヴァイスを受けた。

 いわれた要点(欠点)は、二つ。1 長い。2 悪人が出てこない。

 ほかは、ぜんぶまとまっているからよい、とのこと。

 でも、残念だったのは、やっぱり自分が小説の奥底に潜めた、その「テーマ」を読みこんでくれてはいなかったなあ。自分の小説を正確に読んでくれる編集者はとても貴重なんだと改めて思った次第。おれは、かつてその人に向かって、担当代わってくれ、っていっちゃったんだよね……。いろいろあって。直木賞とかに絡める一流の人だったんだけどね。今、考えると、いや本当に恐ろしいことしたんだな、おれ。

 まあ、これくらいかな。

 次からは、プロットだけを持ってきて、そこから書きはじめるべし、と。どうしようか悩む。そんなふうに書けねえよ、たぶん。おれには。

 本命からはまだ連絡が来ない。拝受した、というメールは着たし、連絡はする、とは書いてあったけど。

 うむ…。

 連載してくんねえかな。連載がいいよ。原稿料もいいし。

 以前は短篇しか書かなかったから、「長編」か「連作」を持ってきて、じゃないと商品化できないから、といわれたから、長いものを書く訓練をここずっとしていたのに、しばらく出版業界から離れていたら、今度は、長いよ、ときた。もう疲れたよ、パトラッシュ。

 やっぱりひとりでこつこつ小説は書こうかなあ。

 最近カーソン・マッカラーズの『心は孤独な狩人』を再読したので、その衝撃の余韻が、今なお生々しい。レビュー書きたいな。20世紀に書かれたベスト100には必ず入る傑作。マッカラーズは結局この一冊だったと思う。読後感の戦慄さはドストエフスキーの長編に匹敵する。小説は長ければ長いほどよい、といったのは、『風の歌を聴け』のデレク・ハートフィールドだったかな??